コラムでは、物流に関する記事だけでなく世界各国の空港情報や旅行情報など、幅広く記載させていただきます
2017.02.23/ハンドキャリー
当社では、パキスタンの商用ビザ(マルチプル)を取得しているハンドキャリアーが日本、香港、イギリスにおります。
そのためお客さまのご要望に合わせたルートにて手配することができます。
また、カラチでは業務通関の対応も可能ですので輸出許可書が必要、物量が多く簡易通関では出せない時なども安心です。
先日行ったパキスタン集荷から千葉県へ配送した実録を記載させていただきます。
お客さまはアパレル系メーカーさんでして、下請けの工場がパキスタンにあります。
パキスタンといえば治安の懸念をされると思いますが、カラチのジンナー空港はセキュリティが厳しいので比較的安全だと思います。
意外にも開放的なジンナー空港。ただ、ライフルを持った警備がそこらじゅうにいました。
また、同じフライトに日本人の姿が。パキスタンでも日本人は活躍しているんですね!
現地の工場を連絡とり、貨物を受け取りました。
長時間のフライトに耐えるため、事前に工場には段ボール梱包の上から袋をかぶせてもらうように依頼しておきました。
発展途上国では、荷扱いがとても雑なため、直行便でない限り当社はこのようにご案内させてもらっています。
空港によってはラッピングサービスのあるところもありますが、ジンナー空港はありません。
貨物を受け取ったあとは、税関へ申告を行い簡易通関で輸出許可となりました。
順調にすすみ、チェックインカウンターで貨物の預け入れを行います。
ここで注意点です! カラチでは超過重量費用をクレジットカードで支払えません。また、ATMもありません。
超過料金が発生する際は必ず現金で用意する必要があります。
バンコクを経由し成田空港へ到着。
荷物の状態もよく、段ボールは少しの傷もありませんでした。
成田税関にも申告を行い、無事に輸入許可になり、工場へ予定通り納品することができました。
以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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