[深セン] 皇岗口岸廃止、新たに蓮塘口岸開設!!

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[深セン] 皇岗口岸廃止、新たに蓮塘口岸開設!!

2019.07.08/

 

現在、香港深セン間の越境ポートが大幅に変更されようとしています。

 

オプテックエクスプレス、中国通関士の王と申します。

今回税関から発表された計画で、深センにある各ポートでの機能および開庁時間が大幅に変更されることがわかりましたのでコラムにまとめたいと思います。

 

大きな変更点

  1. 1. 羅湖ポート、福田ポート、皇岗ポート、文锦渡ポート、沙頭角ポートには旅客検査機能のみを残す
  2. 2. 深セン湾ポートでは旅客検査機能と貨物通関機能を持たせる
  3. 3. 新たに蓮塘ポートを開設し、深セン湾ポート同様に旅客検査機能と貨物通関機能を持たせます。

今まで24時間貨物通関機能を持つポートとして一番利用されていた皇岗ポートは2019年9月末(予定)をもって旅客のみに縮小されることになりました。

 

深セン東部で越境する場合はすべて蓮塘ポートから入境し、深セン西部で越境する場合はすべて深圳湾ポートから入境する事となりました。

これを「東進東出、西進西出」と言います。

 

聞くところによると、将来的には深セン湾ポートも24時間通関に変える可能性があるとのことです。ポートの現状に基づいて、深圳湾ポートにおける一般車(ダブルライセンス)の24時間旅客検査を徐々に推進します。そして、皇ポートでの貨物通関機能を中止した後、深圳湾ポートの貨物検査24時間化を推進します。最終的には深圳湾ポートの全面的な24時間の通関を実施します。(税関の具体的な実施に準じる)。

 

蓮塘ポート概要

蓮塘ポートは2013年11月に正式に建設工事を開始し、現在の全体的な工事(「ワンストップ」プロジェクトの建設を除く)はほぼ完成しています。敷地内の施設95%が完成し、検査機関の設備の設置段階に入っています。今年の第3四半期は開始が期待されます。
蓮塘ポートが運営開始後、旅客や貨物の流量によって旅客検査の24時間通関が実現されるかどうかを決めます。(税関の具体的な実施に準じる)。

蓮塘ポート場所:位于羅湖区蓮塘街西南、羅沙路の北側、南は深圳河まで。
皇岗ポートから蓮塘ポート約13KM、車で25分。
皇岗ポートから深圳湾ポート約20KM、車で30分。
蓮塘ポートから深圳湾ポート約30KM、車で45分。

 

蓮塘ポートは二つの大きなメリットがあります。

◎深センで初めて税関、検査検疫を同時に同じ場所で実施可能な点
◎今まで全てのポートでは香港と深センでそれぞれ境界制限区域がありました。香港区民にとって初めて、公共交通や自家用車で香园围ポート(蓮塘ポートの香港側の呼び方)まで自由に入ることができるようになりました。

 

 

既存港の現状
皇岗ポートは深セン市福田区南に設立し、2003年1月に24時間旅客検査を実施した、中国で初めて24時間通関を実施した港であり、現在の香港-深セン間で唯一運行されている24時間通関港です。しかし完成してから30年の年月が経ちました。日々進化していく通関環境や深圳の都市イメージに反し通関効率と検査方式も現在流通している貨物量の需要を満たしにくい状況となっていました。

 

 

深圳各ポート時間表(現時点)

 

以上です。
弊社は中国の通関免許を取得しております。

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