食品のみならず!守られている私たちの食の安全

コラムでは、物流に関する記事だけでなく世界各国の空港情報や旅行情報など、幅広く記載させていただきます

食品のみならず!守られている私たちの食の安全

2017.06.27/


  • 輸入食品のお店。
    珍しいものが沢山並んでいるので、筆者もよく行きます。
    (掲載元: タウン情報ラズダweb KALDI COFFEE FARMゆめタウン出雲店 店舗情報ページより)

 

  • 最近は大型ショッピングモールや大きな駅の近くなど、そこかしこに輸入食品のお店が沢山出店していますね。普段行く様な国産の生鮮食品を多く扱うスーパーとはまた違った品揃えに、見ているだけでワクワクしてしまいます。どういう素材でできているのか、どんな味がするのか、見当もつかないような外国のお菓子や、オーガニックのお茶など。少し値は張るけれど、魅力的な商品が目白押し。何しろ”輸入”食品ですから、現地ではもっとお手頃な値段で手に入るかもしれませんが、日本に居ながらにして諸外国の庶民の味(?)が味わえるので、輸送費や関税などの分値段が高くなっていても、おトクな贅沢かもしれませんね。

 

沢山の商品が所狭しと並ぶ輸入食品店。でも、何でもかんでも日本に輸入できるわけではありません。これは国内に病原菌や寄生虫などを持ち込ませないためで、水際、つまり税関できっちり取り締まられています。正確に言うと食品検疫局という、厚生労働省管轄の機関が国内に入る食品類をチェックしていて、そこで許可が降りてから初めて、税関で輸入申告に入ることができる、という流れになっています。

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Origin〜旅する貨物〜

2017.06.21/

我が家のオーディオプレーヤーは、日本のメーカーで、中国製でした。
(筆者撮影)

 

あなたの家の家電は、どこの国のものですか?パソコンは?電子レンジは?中国製?日本製?はたまたスイス製?

 

メーカーが日本のメーカーであっても、製品は台湾製、なんてことはザラにあることは皆さんご存知の通り。日本のメーカーびいきのあなたも、どこの国で作られたか気になって、改めてテレビの裏側の目立たないところにある刻印を見てみると”MADE IN CHINA”。日本の電子機器メーカーが生産を国外で行うことは、もはや当たり前の様に行われていますね。

 

ではこの”MADE IN CHINA”のテレビ。液晶板も中の基板もフレームも部品を止めているネジも、全てが中国製でしょうか?

 

答えは、多くの場合が”No”でしょう。

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その可能性は無限大?海上輸送のポテンシャル

2017.06.13/

風を受けて走る帆船。
(掲載元: Wikipediaより)

 

 

人々は古くから船を使って荷物を運んできました。港の側に街は栄え、たくさんの文明もそこで生まれてきました。燃料を使うことの無い帆船やいかだなどの時代から、現代では大きな石油タンカーやコンテナ船、LNG船やLPG船などの液化したガスを運ぶ船、自動車の運搬専用の船など、有形・無形、実に様々なものを運ぶための船が活躍しています。

 

今もなお廃ることの無い船での輸送。理論上では、船というものはどこまでも大きくできるそうで、まさに無限の可能性を秘めた輸送機器と言えるのではないでしょうか。そんな万能とも呼べる船での輸送にも、弱点と言えるものがいくつかあります。

 

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貨物専用機と旅客機の貨物スペースの違いについて

2017.06.06/

 

こちらは貨物専門の航空会社、日本貨物航空の飛行機です。
(掲載元: 世界の旅客機図鑑より)

 

 

ハンドキャリーも、行く先や航空会社によって荷物の大きさや個数に制限があることがありますが、一般に貨物の高さ制限は、海上輸送ならば210cm、航空輸送ならば160cm、と言われています。その根拠となるのは、海上輸送ならば、高さが210cm以上あると、通常のドライコンテナの入り口から入れられないからです。例外としては、リーファー(冷蔵/冷凍)コンテナならばより入り口は狭く、ハイキューブ(背高)コンテナならばもう少し背の高い貨物も運べます。更に言えば、コンテナ船以外の船に載せるという選択肢もあるので、大きな貨物に関して船は、無限の可能性があると言っても過言では無いのではないでしょうか。

 

一方、航空輸送となると、高さが160cmであっても載せられない事があります。そもそもこの160cmというのは、一般的な大きさの海外へ行く旅客機の貨物スペースに合わせた大きさなのであり、あくまで目安となる高さなのです。航路により使用される機材も違うことから、160cmでは背が高すぎる場合もあります。そういった機材をナローボディーと呼びます。 (さらに…)

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