香港HKG-大阪KIX
緊急航空輸送 

4月2日16時31分、お客様より運賃の確認連絡をいただいた時点で、当社はすでに航空会社との連携を通じて貨物スペースの事前確保を進めておりました。これにより、見積もり承認と同時に即座に予約を確定し、運送状番号（AWB）の発行までをスムーズに完了しています。こうした迅速なスペース確保により、その後の通関・輸送工程における時間短縮の基盤を整えることができました。

深圳での貨物引き取り後、当社では通関手続きと香港向けトラック輸送を同時に進行。輸出許可の取得から香港入域までをわずか30分で完了させ、国境を越える工程における最大のボトルネックを短時間で解消しました。このような迅速な処理体制により、全体のリードタイムを大幅に短縮しています。

当初19時を予定していた貨物の引き取りは、生産の遅れにより実際の積み込み開始が19時50分にずれ込み、フライト搭載が危ぶまれる事態となりました。これを受け、当社では緊急対応体制を即座に発動。関係各所（当局）と連携を強化し、23時01分に香港空港の貨物倉庫への搬入を完了しました。その結果、4月3日1時55分発のCX566便（HKG→KIX）への搭載に成功。これにより、中国本土での集荷から日本国内での納品完了まで、わずか13.5時間という極めて短時間での配送を実現しました。