上海PVG－東京NRT
ATAカルネ往復輸送

案件内容

上海PVG－東京NRT間のATAカルネ往復輸送

2025年5月8日に開催予定の「Sushi Tech Tokyo 2025 Overview」展示会への出展に向け、1台のロボットを中国・上海より日本へ緊急輸送する案件について、4月23日付でお客様より正式な見積依頼をいただきました。
本件は、日中双方のゴールデンウィーク期間と重なり、航空便のスペース確保が極めて困難な状況下にありました。そこで弊社では、緊急輸送対応プロトコルを即時に適用し、ATAカルネを利用したドア・ツー・ドアの一貫輸送体制を構築。工場から展示会場までの輸送計画を速やかにご提案し、お客様より承認を頂戴しております。

商品名

ロボット
貨物重量

35kg
貨物サイズ

91 x 73 x 52cm/1箱
182 x 54 x 50cm/1箱

貨物の写真

3 / 3

本案件のポイント

01 ロボット輸出におけるコンプライアンス審査とリスク管理
輸出前には、貨物内容の適切な確認を目的として「両用物項管制リスト」との照合を実施しました。その結果、当該ロボットは一般産業用機械に該当し、輸出規制の対象ではないことを確認しております。
これにより、誤って敏感技術貨物と判断されるリスクを回避でき、通関時におけるトラブル（差し押さえや返送など）の未然防止につながりました。結果として、お客様の貨物がスムーズに輸送されるための重要なリスク管理措置を講じることができました。
02 ATAカルネ申請に関する専門的サポート体制
本案件では、ATAカルネを利用するにあたり、中国および日本の通関要件に即した申請書類の作成支援を提供しました。弊社では、過去の豊富な通関実績をもとに、申請内容の事前チェックを徹底し、書類不備による通関の遅延を防止しております。その結果、カルネの迅速な発行とともに、日中両国での輸出入通関手続きを効率的かつ円滑に進めることができました。
03 ドア・ツー・ドアの一貫輸送と現地対応の強化
本輸送では、中国国内での緊急集荷から出国手続き、ゴールデンウィーク期間中における航空スペースの優先確保、日本側での通関、保管、展示会場への最終配送まで、すべての工程を一貫して弊社が管理しました。さらに、展示会当日は、現地マネージャーが中日両言語に対応するバイリンガルサポートを担当。言語面での障壁を排除し、現場での対応も円滑に行える体制を整えました。これにより、輸送だけでなく展示対応までを含む包括的なサポートを実現しています。