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2017.03.11/ハンドキャリー
今回は日本⇔中国(上海)の超過料金の規定を航空会社別にご案内し、ハンドキャリー時の航空会社選定に役立てればと思っています。
(中国ハンドキャリーの詳細はこちらを参照ください)
まずは上海を拠点にしている中国東方航空(MU)のご紹介です
便数がとても多く時間帯もいろいろあるため、ハンドキャリーでも一番の選択肢になります。
それでは、超過料金についてみてみましょう。今回は受託手荷物のみを考えます。機内持ち込みには言及していませんのでご注意下さい。
中国‐日本線の無料受託手荷物許容量(エコノミー)はひとりあたり2箱まで、各箱23KGという規定となっております。
1箱のサイズは3辺の和が158CM以内となり、他の航空会社と変わりません。
また、超過料金を払うと各箱32KG、3辺の和は203CMまでの貨物を預け入れることができます。
最大箱数の規定はないので、その時の貨物スペースの空き状況次第となります。
超過料金については下記の通りです。
預け入れ荷物が無料規定の個数範囲内の場合:
重量オーバー(23KG‐32KG)もしくはサイズオーバー(158CM-203CM)は1箱RMB1000
その両方がオーバーする場合は1箱RMB2000となります。
預け入れ荷物が無料規定の個数範囲を超える場合:
1箱目の超過手荷物: RMB1000
2箱目の超過手荷物: RMB2000
3箱目の超過手荷物: RMB2000
4箱目の超過手荷物: RMB2000
5箱目の超過手荷物: RMB2000
6箱目の超過手荷物: RMB2000
中国国際航空(CA)も北京をベースにする大手航空会社です
中国‐日本線の無料受託手荷物許容量(エコノミー)はひとりあたり2箱まで、各箱23KGという規定となっております。
1箱のサイズは3辺の和が158CM以内となり、他の航空会社と変わりません。
(アメリカ線については1箱までとなっているのでご注意ください)
また、超過料金を払うと最大8箱、各箱32KG、3辺の和は203CMまでの貨物を預け入れることができます。
8箱というのは当日の貨物スペースの空き状況によりますが、仮にガラガラであったとしても8箱を超える場合はハンドキャリー手荷物としてではなく、航空貨物としての預け入れとなります。
超過料金については下記の通りです。
預け入れ荷物が無料規定の個数範囲内の場合:
重量オーバー(23KG‐32KG)もしくはサイズオーバー(158CM-203CM)は1箱RMB490(USD75)
その両方がオーバーする場合は1箱RMB700(USD110)となります。
預け入れ荷物が無料規定の個数範囲を超える場合:
1箱目の超過手荷物: RMB 700
2箱目の超過手荷物: RMB1000
3箱目の超過手荷物: RMB1500
4箱目の超過手荷物: RMB2200
5箱目の超過手荷物: RMB3100
6箱目の超過手荷物: RMB4500
同じ中華系の航空会社を比べると、重量規定やサイズ規定などは同じですが、超過料金の費用については結構な差があることがわかりますね。基本的な傾向としては、重量やサイズーオーバーの場合は、CAが圧倒的に有利です。個数オーバーの場合は超過すればするほどMUが有利になってきます。
最後に、より見やすいように表にまとめておきますので、ハンドキャリー時の航空会社選定に役立てばうれしいです!
ハンドキャリー・緊急貨物のご用命はオプテックエクスプレスまで!
北米:アメリカ(ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス) メキシコ(メキシコシティー)
ヨーロッパ:イギリス(ロンドン) ドイツ(フランクフルト) フランス(パリ)
アジア:中国(北京、上海、広州、深セン、青島、煙台、大連) 香港 台湾(台北)、韓国(ソウル)、フィリピン(マニラ)、ベトナム(ホーチミン、ハノイ) タイ(バンコク)、マレーシア(クアラルンプール)、シンガポール、インドネシア(ジャカルタ)、カンボジア(プノンペン)、インド(ニューデリー)、
その他:オーストラリア(シドニー)、アラブ首長国連邦(ドバイ)
など